Cobalt FAQ

ここではユーザーズグループで発見したノウハウ、Cobalt に質問して得られた回答などをまとめていこうと思います。

一般的、またはQubeとRaQ共通の質問と回答

一般的な質問

他に FAQ はありませんか? (General)
メイリングリストの過去の記事はどうすれば読めますか? (General)
他に情報はありませんか? (General)
最初の起動時に行ったセットアップウィザードの画面をもういちど見たいのですが? (General)
設定を行なうための Web ページは何と呼べばいいのでしょう? (General)
ftp.cobaltnet.com が無くなったのですが (General)

機能・トラブル

SQL server を利用したいんだけど? (General)
majordomoなどを使ったメイリングリスト機能はついているのでしょうか? (General)
Web ディレクトリ以下のドキュメントを検索する(全文検索)機能はありますか? (General)
www.abc.co.jp だけではなく、商品ごとに shouhin1.abc.co.jp のようなドメイン名で Web ページを運用したいのですが? (General)
Non-IP方式のバーチャルホスト(バーチャルドメイン)機能は使えないんでしょうか。 (General)
SPAM 対策をしたいのですが。 (General)
メイルを foo@host.domain.co.jp ではなく foo@domain.co.jp で受け取りたいのですが、どうしたらいいですか? (General)
メイルの転送を複数の宛先に対して行えますか? 転送しつつサーバに残すことができますか? (General)
メイルを受信しようとすると Unable to Copy mail spool file , quota exceeded (1133) と言われてうまくいきません。 (General)
バックアップが取れない。Timeout エラーが出る。 (General)
POP before SMTP は使えますか? (General)
.htaccess や .forward など、ドットで始まる名前のファイルを ftp で転送したいのですが、うまくいきません。 (General)
全メイルアドレス宛のメイルを特定のアドレスに回送したいのですが。 (General)
管理者(siteadmin)でftp loginできないときがあります。 (General)

運用・保守

ハードディスクが壊れたらどうなりますか? (General)
メモリを増設したいんですが。 (General)
メモリを増設したのですが、どこをみたら増設できた事がわかりますか?私の Cobalt のメモリ、ディスクの量が知りたいのですが? (General)
ディスクを増やしたいんですが。 (General)
Apache のログがどんどん大きくなるのですが大丈夫ですか? (General)
ログ管理をしているlogrotateとはなんですか? (General)
システムがハングアップしたようですがどうしたらいいですか? (General)
シリアルコンソールをつなげますか? (General)
ディスクの内容を初期状態にもどせますか? (General)
壊れたメイルや、古いメイルを、メイルソフトを使わずにサーバから削除したいのですが (General)

Web管理

Webトップページにファイルをftpするにはどうすればいいですか? (General)
存在しないページを開いたときのエラー画面を入れ換えたい。普通のエラー表示だけにしたい。 (General)
CGI/SSI を利用するにはどうすればいいですか? (General)
Webディレクトリ内に、index.htmlが無い場合にインデックスリストを表示させないようにしたいのですが? (General)
CGIで REMOTE_HOST 環境変数に値が入らない (General)

Linux/プログラミング

CobaltはLinux/RedHatだそうですが、そのバージョンは? (General)
Cobaltで使えるコマンドはどのようなものでしょうか? (General)
作成したソフトをパッケージ化できますか? (General)
カーネルソースはありますか? (General)
NetBoot できますか? (General)
Diskless にできますか? (General)
Flash memory からbootできますか? (General)
LCD/LED をコントロールできますか? (General)
プログラムをコンパイルすると dbm_open, dbm_fetch などが無いと言われます。 (General)
ドライバなどを移植・開発したいのですが (General)
Java VM や Java Servlet を使いたいのですが? (General)
Perl を実行すると warning: Setting locale failed というエラーが出ますが何ですか? (General)
sendmail の場所はどこですか? (General)

一般的な質問

Q: 他に FAQ はありませんか? (General)
FAQページにまとめてありますので 一度チェックしてください。
ユーザ会サイト内検索機能もあります。 これで過去のメイリングリストの記事や、Web ページ中を検索できます。
22 Feb. 1999

Q: メイリングリストの過去の記事はどうすれば読めますか? (General)
http://cobaltqube.org/ml/index-j.html に、メイリングリストに関する情報があります。
とにかく過去記事を取得するには、 coba-q-ctl@cobaltqube.org宛てに、 # get 100-200 と本文に書いたメイルを送れば、記事番号 100番から 200 番までの過去記事が返送されてきます。
もちろん coba-d メイリングリストの過去記事は coba-d-ctl 宛てで得られます。
18 Jan. 1999

お待たせしました。過去記事検索ページができました。 http://cobaltqube.org/search/index-j.html をご覧下さい。
8 Feb. 1999 松浦君の協力による

Q: 他に情報はありませんか? (General)
Cobalt 社の Website http://www.cobaltnet.com/があります。また、FTP サイトftp.cobaltnet.comもあります。
2 Sep. 1998

Cobalt 社のドメイン名が cobalt.com に変わりました。上記サイトはそれぞれ http://www.cobalt.com/ 及び ftp://ftp.cobalt.com/ となりました。
16 Feb. 2000

Cobalt の Sun による買収に伴い、各サーバマシンが引っ越しました。 従来さまざまなリソースを提供していた ftp.cobaltnet.com は ftp://ftp-eng.cobalt.com/ となっています。
28 Aug. 2002

Q: 最初の起動時に行ったセットアップウィザードの画面をもういちど見たいのですが? (General)
購入した Cobalt を箱から出して、最初に電源を入れたときに始まる各種設定のためのWebページはセットアップウィザードと呼ばれています。
このページは、
http://hostname.dom/.cobalt/wizard/
に残っています。デモなどの時にはここから紹介すると判りやすくて良いでしょう。
17 Mar. 1999

Qube3 ではこれが
http://hostname.dom:444/base/wizard/start
になりました。
7 Aug. 2001

Q: 設定を行なうための Web ページは何と呼べばいいのでしょう? (General)
管理画面(アドミンサイト)とユーザ画面(パブリックサイト)の 二本立てでいいんじゃないでしょうか。 はっきりこうとは書かれていないようですが、Cobalt 社の日本語化担当の 方の意見では上記の通りでした。 英語版、及び Cobalt 社内では単に UI (User Interface) と呼ばれています。
23 Nov. 199

Q: ftp.cobaltnet.com が無くなったのですが (General)
Cobalt の Sun による買収に伴い、各サーバマシンが引っ越しました。 従来さまざまなリソースを提供していた ftp.cobaltnet.com は ftp://ftp-eng.cobalt.com/ となっています。
25 Mar. 2004

機能・トラブル

Q: SQL server を利用したいんだけど? (General)
Jul. 1998 現在、移植中です。

Cobalt 社の Gordon さんから mySQL を移植中との回答を貰いました。 あと数週間で出来るとのことでしたので、8 月中にはリリースされるのでは ないでしょうか。 Web からインストールできるパッケージとして出てくるようです。
日本語対応のために EUC, Shift JIS に対応させておいて欲しいとお願いしました。
28 July 1998

Dec. 1998 現在、移植が終了したようです。
ftp://ftp.cobaltnet.com/pub/experimental/ 以下に、 Postgresql と mySQL の二つが RPM パッケージの形式で登録されています。
mySQLについては EUC/ShiftJIS 対応になっていなかったので、 Cobalt 社の Aaron さんに再び頼んでおきました。 PostgreSQLについては日本語対応は未確認です。
12 Dec. 1998

PostgreSQLがversion 6.5 から標準的に MIPS CPU の Cobalt (Qube2700, Qube2, RaQ, RaQ2) に対応するようになりました。 石井さんの尽力のたまものです。感謝。
また、RaQ3は CPU が x86 互換のものになったので、 一般的な Linux で稼働するアプリケーションは動くようになったと思います。
16 Apr. 2000

Q: majordomoなどを使ったメイリングリスト機能はついているのでしょうか? (General)
残念なことに Qube2700 には用意されていません。

しかしmajordomo も FML も普通にインストールできます。 http://cobaltqube.org/software/index-j.html をご覧下さい。
2 Sep. 1998
RaQには非常に単純なメイリングリスト機能が用意されました。 Unix的な表現をすると、/etc/aliases を使っただけの、簡単なものですが。
8 Feb. 1999
遂に Qube2, RaQ2 には majordomo が GUI 付きで用意されました。
ここでも FML などをインストールすることは可能です。
8 Jun. 1999

Q: Web ディレクトリ以下のドキュメントを検索する(全文検索)機能はありますか? (General)
英語版では全文検索の機能が用意されています。しかし残念なことに、日本語版には Sep. 1998 現在ではその機能がありません。

しかし日商エレクトロニクス様からの情報では、近いうちに日本のメーカーがそういったパッケージをリリースするだろう、とのことです。
もしも自力で作業できるんであれば、Namazu + Kakashi がインストールできます。(これは吉田さんからの情報)
2 Sep. 1998

Q: www.abc.co.jp だけではなく、商品ごとに shouhin1.abc.co.jp のようなドメイン名で Web ページを運用したいのですが? (General)
端的にRaQシリーズならそのままできます。Qubeシリーズでは工夫が必要です。
まず、RaQシリーズならばバーチャルホスト機能を標準でサポートしています。 ただし、RaQではバーチャルホストごとに個別のIPアドレスが必要です。 RaQ2ではIPアドレスを消費しないName Baseのバーチャルホストができます。

Qube2700でも、設定ファイルを書き換えれば実現できます。 これは個別のIPアドレスを必要としない方法です。

RaQにおけるIPアドレスを消費しないバーチャルドメイン、 Qube2700におけるバーチャルドメインについては 非IP方式のバーチャルドメインをご覧下さい。

Cobalt のサポートからの情報で、99年春には非 IP ホスティング (Name based virtual hosting) が実現できるパッチが出るそうです。 期待しましょう。
8 Feb. 1999, 8 Jul. 1999 update.

Q: Non-IP方式のバーチャルホスト(バーチャルドメイン)機能は使えないんでしょうか。 (General)
残念ながら Dec. 1998 現在では RaQ, Qube2700 ともに対応していません。 が、RaQ2 では対応しました。(Jul. 1999)

まず、Qube2700 ではバーチャルホストに対応していません。 RaQ ではバーチャルホストごとに IP アドレスを割り当てる方法で対応しており、 共通 IP アドレスでのバーチャルホスト(Name based Virtual host)対応は ありません。
ただ、電子メイルについては、自ホストと異なるドメイン名のメイルを受け取るための設定が用意されていますので、まずこれを設定すればいいでしょう。 ここのところの設定はメイル設定についてにまとめてあります。
Web のバーチャルホスト対応は Unix 的な設定での対応になりますが、 Cobalt 社の Knowledge Base に具体的な方法がまとめられています。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
27 Dec. 1998

Cobalt のサポートからの情報で、99年春には非 IP ホスティング (Name based virtual hosting) が実現できるパッチが出るそうです。 期待しましょう。
8 Feb. 1999

RaQ2 ではもっと簡単に作業できます。
8 Jul. 1999

Qube2 で実現する方法は、きがるネットのCLUB QUBEの Qube2 特集に、 「QUBE2でネームバーチャルホスティング」 としてまとめられています。松田さんに感謝。
7 Dec. 1999

Q: SPAM 対策をしたいのですが。 (General)
ここのところの設定はメイル設定についてにまとめておきましたのでご覧下さい。
7 Nov. 1998

Q: メイルを foo@host.domain.co.jp ではなく foo@domain.co.jp で受け取りたいのですが、どうしたらいいですか? (General)
Qube2700についての設定はメイル設定についてにまとめておきましたのでご覧下さい。
7 Nov. 1998

Qube2, RaQ2 ではもっと簡単にできるようになりました。
RaQ2では管理ページの「サイト管理」の「サイト設定」にある、 「ドメイン宛の電子メールを受信する」にチェックを入れてください。
16 Apr. 2000

Q: メイルの転送を複数の宛先に対して行えますか? 転送しつつサーバに残すことができますか? (General)
Qube2700までは簡単にできたのですが、それ以降、Qube3 以前の 機種 (RaQ/Qube2/RaQ2/RaQ3/RaQ4) ではうまくいかなくなりました。 .forward というファイルを ftp 転送すれば設定が可能です。

たとえば yasuda ユーザ宛のメイルを、user1@domain1.com と user2@domain2.co.jp の二箇所に転送したい場合は、.forward という 名前のテキストファイルを以下のような書き方で用意します。

user1@domain1.com, user2@domain2.co.jp
次にこのファイルを yasuda ユーザのホームディレクトリに ftp で 転送します。転送直後から yasuda 宛のメイルは全て登録した 宛先に配送されます。
yasuda 宛てに残しつつ、転送もしたい場合は、
\yasuda, user1@domain1.com, user2@domain2.co.jp
などのように列挙します。
Windows では、ドット「.」で始まるファイル名を扱うのが難しいので、 例えば forward.txt という名前のファイルを作り、それを転送してから .forward という名前に変えるなどすればよいでしょう。
Windows には、.forward ファイルの転送専用の、 FTPforDotForward という フリーソフトもあるそうです。
.forward などのドットで始まるファイルは、FTPで名前を変更した(あるいは 転送した)とたんに見えなくなる事があります。これは見えなくなるだけ ですのでビックリしないでください。ちゃんとファイルは残って(あるいは 転送されて)います。一通試しにメイルを送ってみて、うまく転送されるか どうかで確認できるでしょう。(#2033も参照下さい)
14 Jan. 2001

Q: メイルを受信しようとすると Unable to Copy mail spool file , quota exceeded (1133) と言われてうまくいきません。 (General)
Unable to Copy mail spool file , quota exceeded (1133)
このエラーはメイルをPOP経由で受信しようとしたが、ディスク利用制限に かかってしまって処理できなかった、という意味です。
ユーザ設定のディスク使用量制限をもうすこしあげてみてください。
Qube2700ではこの問題はおきませんでしたが、RaQ, Qube2 などではpopperが メイル受信時に使う一時ファイルがディスク利用制限の掛かった領域になって います。つまりメイルの受信には受け取ったメイルのサイズの倍のディスク領域を 使用します。逆に言うとディスク利用領域の空きの半分の大きさのメイル しか処理できません。
8 Jul. 1999

他の方法として、ディスク利用制限値を特殊な値にするという方法もあります。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
例えばedquota -u username で hard の設定を soft の2倍にすれば大丈夫だと 思います。が、いちいち設定するのでは大変だと思います。
そこで、RaQ2 に入っているものはその辺が考慮されているものになっているようで す。(簡単なテストをしましたので。)
ftp://ftp.cobaltnet.com/pub/products/raq2/qpopper-2.53-1C2.mips.pm
を使えばうまくいくのではないかと思います。 テストはしてませんので、復旧できるかたはお試しください。
8 Sep 1999
渋谷さんからの情報

Q: バックアップが取れない。Timeout エラーが出る。 (General)
データが増えたせいでバックアップ処理に時間が掛かりすぎると、 時間制限を超えたとしてエラーになることがあります。 httpd.conf に記載されている Timeout の値を大きめに変更して下さい。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
データが増えてくると、手もとのPCにバックアップを取る処理に時間が かかるようになります。
管理サーバの Timeout 値は 300 に設定されていますので、処理時間が5分を 超えるとエラーになってしまいます。 例えば、「インターネットサイトhttp://ns.---:81/cgi-bin/.cobalt/backup/backup.cgiが開けません 処理がタイムアウトになりました」などと 表示されるでしょう。
/etc/admserv/conf/httpd.conf のTimeout 値を、例えば 600 に設定し直してください。
4 Oct 1999 渋谷さんからの情報

Q: POP before SMTP は使えますか? (General)
可能です。 但し非標準(つまりCobalt社のサポート外)であるパッケージのインストールと多少の設定があります。
また対応機種は Qube2, RaQ2 以降の製品のみです。Qube2700,RaQ は含まれません。

設定方法などについてはPOP before SMTPについてにまとめてありますのでご覧下さい。
7 Dec. 1999

標準的なSPAM対策の設定についてメイル設定についてにまとめておきましたのでご覧下さい。
7 Nov. 1998

Qube3 には POP before SMTP が標準的に採用されました。
また、RaQ3 には Cobalt から正式にパッチの形式で POP before SMTP が 機能追加されました。
9 Jun. 2001

Q: .htaccess や .forward など、ドットで始まる名前のファイルを ftp で転送したいのですが、うまくいきません。 (General)
確認ですが、index.htmlなど、普通の名前のファイルは ftp 転送できていますよね? ドットで始まるファイルでも、転送には成功しているように思えるのだけれど、転送すると消えてしまう(サーバにあるファイルの一覧に現れない)のではありませんか?
Cobalt は Linux という Unix を OS に利用していますが、Unix は伝統的にドット「.」で始まるファイルを普通では表示しないようになっています。 恐らく .htaccess などのファイルの転送は成功していて、一覧に現れないだけだと思います。
多くの ftp ソフトでは、ドットで始まるファイルも一覧に含める指定ができます。 お使いの ftp ソフトの設定を確認してください。
「隠しファイルを表示する」などで設定があると思いますが、 例えば
・Windows の NextFTPでは、 [オプション]-[ファイルリスト取得コマンド]-[NLST -la] がそれです。 ただ、Windows だと、ドットで始まるファイルを作るのは難しいので、別の名前で 転送した後、名前を変えるようにします。
・Macintosh の Fetch では、 [Customize]−[Preference]−[Misc]にある 「Omit file names beginning with a period」です。これを外してください。
Windows には、.forward ファイルの転送専用の、 FTPforDotForward というフリーソフトもあるそうです。
14 Jan. 2001

Q: 全メイルアドレス宛のメイルを特定のアドレスに回送したいのですが。 (General)
メイルの別名を @domain.com のように指定することで設定可能です。
例えばあなたの管理しているサイトが www.domain.com だった場合 (そこでドメイン宛のメイルを受信する、にチェックを入れていた場合)、 info@domain.com も、support@domain.com も、xxx@domain.com も、 全部同じユーザ yasuda に届くようにしたい場合、 ユーザ yasuda の個人設定のところで、メイル別名に @domain.com を 指定します。
マニュアルには普通ここに info@domain.com, support@domain.com, xxx@domain.com と列記しなさい、となっていると思いますが、@domain.com と書くことによって、 全ての宛先に対するメイル(たとえ存在しないユーザ宛のメイルでも)、 yasuda ユーザが受信するようになります。
この機能はRaQ一般に働くと思うのですが、Qube系列ではどうなっているか 確かめていません。(Yasuda)
19, October 2001

Q: 管理者(siteadmin)でftp loginできないときがあります。 (General)
特に RaQ 系では、siteadmin で ftp login したときに比較的長めの メッセージが表示されます。 原因はよく分かりませんが、このメッセージの表示途中で停止してしまう ことがあるようです。
対策としては、siteadmin のホームディレクトリにある .ftphelp という 名前のファイルを置き換えてください。 次から siteadmin で ftp login したときは、表示されるメッセージがこの ファイルの中身に変わるはずですから、何か短めの問題のない内容にして おけばいいでしょう。
telnet login して root 権限で操作が出来る人は、/etc/skel/.ftphelp がひながたですから、これを書き換えればそれ以降に作られた仮想 サイトについては書き換えたものになるでしょう。
過去に登録した仮想サイトが多すぎて処置が大変という人は、乱暴な方法ですが /etc/proftpd.conf の
DisplayLogin                    .ftphelp
を書き換えてしまう(.ftphelpじゃない、ありそうにないファイル名にする)、 とか、この行を消してしまう(行頭に#をつけてコメントアウトするのも可) という方法もあります。
2, November 2001 Udagawa, tanupack さんからの情報
14, November 2001 Oda さんからの情報

運用・保守

Q: ハードディスクが壊れたらどうなりますか? (General)
メーカーに返送です。日本語版は国内代理店経由で手続きできます。 英語版は US Cobalt 社直送でしょうか。 まめにバックアップを取ってください。 販売店によってはそれ以上に対応してくれる可能性もありますので、 まず確認してみるとよいでしょう。

ハードディスクが壊れたら起動が出来なくなりますので、そのままメーカーに Sendback するしかありません。
システムのバックアップを取ることが出来ますので、それをまめにやって被害を最小限に抑えるしかないでしょう。
Linux システムを自分でお持ちの方は、ディスクを取り出して別のマシンにつないで中身を取り出すことが出来るかも知れません。
28 July 1998
OS Restore CD を使って自分で出荷初期状態に戻すことも出来ます。 OS Restore CD の動作環境 などもご覧下さい。
27 June 2001

Q: メモリを増設したいんですが。 (General)
まず分解したら保証範囲外になることを理解して、自己責任で作業してくださいね。
Qube2700, CacheQube と RaQ は標準的な 5 volt 72 pin EDO 60ns non-parity の SIMM を使います。 Qube2700, CacheQube は2 slotの合計が 64MB まで、 他は全て 256MB までサポートしています。 Qube2700, CacheQube は 64MB SIMM は使えません。
Qube2, CacheRaQ, RaQ2 と NASRaQ は 3.3 volt の 72 pin EDO SIMM を使います。 3.3v SIMM はまだそれほど普及していないようなので、注文の際は ご注意下さい。
RaQ3 は一般的な PC 100 対応の DIMM を 2 枚まで差せるようになりました。 256MB DIMM も使えます。

Qube2, RaQ2 などに用いる 3.3v SIMM についての注意。
http://kamel-peripherals.com/ の KAM64RAQ-2 が RaQ2 用だと 言う情報が届いています。
以前ここに出していたkingston のメモリは3.3v ではありませんでした。 ごめんなさい!
8 Sep 1999

3.3vメモリについて続報です。
トランシェンドジャパン社のテストでは、以下の型番で Qube2 での 動作が確認されたそうです。(RaQ2ではテストせず。情報求む。)

SIZE     Transcend Part number
------   ---------------------
32MB     TS32MCBQ
64MB     TS64MCBQ
128MB    TS128MCBQ

トランシェンドジャパン株式会社
営業一課 畠山 康貴様
TEL:+81-3-5624-3731
22 Oct. 1999 日商エレクトロニクス吉田さんからの情報です。

プラットホームさん http://www.plathome.co.jp/ も扱われています。 Transcend製 Cobalt Qube2/RaQ2用増設メモリ TS64MCBQ3E 64MB / TS128MCBQ3E 128MB
15 Jun. 2000 畑山さんからの情報 (でも Aug. 2001 時点で取扱終了しました)

新たに http://www.crucial.com/ が取り扱っているという情報が届きました。 64MBで$80.09, 128MBで$170.09 です。
24 Aug. 2001 くまもとさんからの情報

新たにトランセンドのSIMM を TS32MED3260V 128MB (72Pin EDO NON Parity Tin Lead 3.3V〜5V仕様) として PC-Success http://www.pc-success.co.jp/ で通販購入した情報を いただきました。クレジットカードが使えない(現金で先払い)とのことです。
17 Apr. 2002 中部大学の尾関さんからの情報です。

VIRTEX MEMORY http://www.vertexm.com/ で新品の 72Pin 128MB 3.3V EDO SIMM が 7,800 円で売られているようです。
23 Feb. 2004 埼玉大学の小山さんからの情報です。

Q: メモリを増設したのですが、どこをみたら増設できた事がわかりますか?私の Cobalt のメモリ、ディスクの量が知りたいのですが? (General)
管理ページの全てのページの左上に、Cobalt の C のロゴが見えると思います。 そこをクリックすれば搭載しているメモリ、ディスクの量が出ます。
23 Oct. 1998 撫原さん他からの情報

Q: ディスクを増やしたいんですが。 (General)
まず分解したら保証範囲外になることを理解して、自己責任で作業してくださいね。
通常の EIDE HD が使えます。ディスク交換のページに手順をまとめておきました。
ただし Qube2700 (Qube1) では使っているカーネル 2.0.33 の制限のため、8.4GB までしか認識されません。 これを解決するには、カーネルのバージョンを上げるしかありません。カーネルバージョンアップのページに手順をまとめておきました。
29 Oct. 1998 畑山さんからの情報

Q: Apache のログがどんどん大きくなるのですが大丈夫ですか? (General)
30MB で自動的にローテーションされます。

/var/log/httpd/access ファイルは、30MB に達すると、自動的に logrotate プログラムによってローテーションされます。 その設定は /etc/logrotate.d/apache 以下にあります。
同様に、/var/log/messages, /var/log/samba などについてもローテーションされます。
27 Sep. 1998

Q: ログ管理をしているlogrotateとはなんですか? (General)
Cobalt の logrotate の設定ファイルは
/etc/logrotate.conf が基本で各アプリケーション毎の設定が
/etc/logrotate.d 以下に記述されています。

ちなみに logrotate が実行されるタイミングは
(1) /etc/crontab に記述されている設定通り /etc/cron.daily 以下のスクリプトが 01:02 に実行される。
(2) /etc/cron.daily/logrotate により logrotate が実行される。
となっています。

ローテーションはされますが、昔のログもすぐには消さず、一時保存されます。
/etc/logrotate.d/apache の中をみると

/var/log/httpd/access {
   compress
   size 30M
    postrotate
        killall -USR1 httpd
    endscript
}
となっています。 この場合、/etc/logrotate.conf で 'rotate 1' と記述されています ので1回分だけログは(compressされて)保持されています。
(kill に指定されている USR1 というのは、Apache が特別に用意した「行儀良く再起動」という指示です。)

上記の場合の処理は 01:02 の時点で /var/log/httpd/access の容量が 30M を越えた場合、
(1) /var/log/httpd/access.1.gz があれば削除
(2) httpd プロセスに USR1 singnal を送信
(3) httpd プロセスが /var/log/httpd/access を /var/log/httpd/access.1 とし新たに /var/log/httpd/access を生成してそちらにログを出力する。
(4) /var/log/httpd/access.1 を gzip で圧縮
という処理が行われます。

ログをもう少し保存したい場合は、例えば以下のようにします。 毎月ログを圧縮して、3月分までログファイルを保持する、というケースです。

/var/log/httpd/access {
   monthly
   compress
   rotate 3
   postrotate
     killall -USR1 httpd
   endscript
}
手元では /etc/logrotate.d/apache は削除して自作スクリプトで毎日 /var/log/httpd/access を/var/log/httpd/acccess.19990210.gz のように ファイル名に日付をつけて圧縮するようにしています。

畑山さんからの情報です。
22 Feb. 1999

Q: システムがハングアップしたようですがどうしたらいいですか? (General)
基本的には電源スイッチを切って再起動するしかありません。

液晶パネルと十字キーを使って再起動を試みるのがまず正解です。 もしこれも出来無いようであれば電源スイッチを切って再起動させます。 次に立ち上がらなくなる可能性もありますが、多くの場合うまく起動します。
Qube2700 以外はシリアルポートがついていますので、これに端末を接続してシリアルコンソールとすることが出来ますが、このあたりは Unix 的知識のある方だけ挑戦するのが無難でしょう。
シリアルコンソールについてのFAQ もありますので参照してください。
Qube2700 でも、PCIシリアルカードを使う方法に、ftp://ftp.cobaltnet.com/ で提供されている新しいカーネルを利用して Qube2700 にシリアルカードを追加する方法をまとめてありますので、それを参考に挑戦されれば対応可能かと思います。
17 June 1999

Q: シリアルコンソールをつなげますか? (General)
Qube2700 以外はシリアルポートがついていますので、これに端末を接続してシリアルコンソールとすることが出来ます。 このあたりは Unix 的知識のある方だけ挑戦するのが無難でしょう。

Qube2, RaQ2 シリーズでは端末を 115,200 baud / 8 bits / Non parity に 設定すれば起動時にコンソールメッセージが表示されるでしょう。 (ひょっとすると 9600 baud かもしれません。私の RaQ2 はそうでした。)
もし表示されない場合はパスワードリセットボタンを押しながら電源を入れると、 LCD に Console ON と表示されますから、その時点で電源を一度切ります。 次回の電源投入から、コンソールに出力されるようになるでしょう。 (Qube2 はカーネルのバージョンによって出力されないものがあるようですが 私は追っていません。)

RaQ3, RaQ4 では常に「・」記号のポートがコンソールとなっています。 (機体背面のポートの列に、「・」という記号と「・・」という記号が振られた 同じ形のポートがみつかると思います。そのうちの「・」の方です。)
端末を 115,200 baud / 8 bits / Non parity に設定すれば起動時に コンソールメッセージが表示されるでしょう。
(マニュアルには 9600 baud と書いてあるかもしれませんが、恐らく 115,200 で 動作するはずです。)
注意が必要なのは Qube2, RaQ2 と異なり、シリアルケーブルを選ぶことです。 うまく動かない場合はケーブルの結線を下記の図と較べてください。

     動く例         動かない例
  2 ----------------- 3     2 ----------------- 3
  3 ----------------- 2     3 ----------------- 2
  4 ----------------- 6     4 ----------------- 6
  5 ----------------- 5     5 ----------------- 5
  6 ----------------- 4     6 ----------------- 4
  7 --+-------------- 1     7 ----------------- 8
  8 --+           +-- 8     8 ----------------- 7
  1 --------------+-- 7     1  (not connected)  1
frame ------------- frame frame ------------- frame 
動作確認が済んでいるケーブルとしては、例えば SANWA SUPPLYのKRS-403XF1Kがあります。
28 Dec. 2000
追記
同じくサンワサプライの KR-EC99R-2 が同一結線です。動作確認はしていませんが大丈夫でしょう。
26 Mar. 2004

Q: ディスクの内容を初期状態にもどせますか? (General)
はい。ディスク故障や、操作ミスなどの理由でシステム状態がおかしくなったり、誰かから中古の Cobalt を貰ったが初期化したいような場合は初期状態に戻すことが出来ます。 方法は幾つかあります。
1. メーカーに返送。国内代理店経由で行えます。2001年6月現在で 2 万円程度の実費が必要です。
2. OS Restore CD を用いて自分で初期化することもできます。 OS Restore CD の動作環境 などもご覧下さい。
3. Linux の操作に慣れているのなら、予めバックアップをとっておき、ディスクを取り出して他の Linux マシンに接続し、そこで戻すこともできるでしょう。Cobaltは通常の ext2fs の Linux Box ですから。
27 June 2001

Q: 壊れたメイルや、古いメイルを、メイルソフトを使わずにサーバから削除したいのですが (General)
ときどき受信したメイルの中におかしな壊れ方をしてしまって、サーバから 読み出せなくなってしまったメイルがいつまでも残ってしまって困ることが あります。そうした場合は、問題の古いメイル(たいていは未読メイルの 先頭になっている)を削除すると良いのですが、そのためのツールがいくつか あります。
これは Unix 一般のことで、特に Cobalt に限った話ではありませんが、 そういう要求はどこでもよくあります。幾つかツールが紹介されました。 古いメイルを削除するには という FAQ ページを用意しましたので、こちらを参照下さい。
17 October 2001

Web管理

Q: Webトップページにファイルをftpするにはどうすればいいですか? (General)
Qube2700, Qube2 に関しては、 /home/httpd/html/groups/home/ が、http://hostname.dom/ でアクセスされるディレクトリに相当します。
RaQ, RaQ2 では /home/sites/ 以下のドメイン名のディレクトリが相当します。
ftp login 後に上記ディレクトリに Change Directory すれば、 そこがトップページのディレクトリです。
このディレクトリ以下にファイルを置きたい場合は、 admin ユーザで ftp login してください。 通常のユーザで ftp login しても置き換えは出来ません。 また、root ユーザでは ftp login できません。
18 Jan. 1999

Q: 存在しないページを開いたときのエラー画面を入れ換えたい。普通のエラー表示だけにしたい。 (General)
二通り方法があります。 但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)

方法.1 (少し簡単)
エラー時の表示画面は、 Qube の場合、/home/httpd/error/ 以下に、RaQ/Qube2/RaQ2 の場合、 /usr/admserv/html/.cobalt/error/ にその実体ファイルがあります。 fileNotFound.html, authorizationRequired.html, internalServerError.html, forbidden.html です。それぞれファイル名から、 エラーの内容が判るでしょう。 このファイルを、お望みの適当なファイルに置き換えればいいのです。

方法.2 (ちょっと難しい)
/etc/httpd/conf/srm.conf ファイルの 236 行目付近に、以下のような記述があります。

ErrorDocument 404 /error/fileNotFound.html
ErrorDocument 401 /error/authorizationRequired.html
ErrorDocument 500 /error/internalServerError.html
ErrorDocument 403 /error/forbidden.html
これをコメントアウトすれば、一般的な Apache サーバのエラー表示と同じになるでしょう。
適当に望みのファイルを表示させるように書き換えることも出来ます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
26 Nov. 1998 渋谷さんからの情報
8 Feb. 1999 宇田川さんからの情報

Q: CGI/SSI を利用するにはどうすればいいですか? (General)
CGIを使うための情報を用意しましたのでご覧下さい。
18 Oct. 1998

RaQ2では非常に簡単になりました。 管理画面の「サイトの管理」で、「サイトの設定」を選び、 「CGIスクリプトを使う」「SSI(Server Side Includes)を使う」をそれぞれ 設定します。
22 Oct. 1999

Q: Webディレクトリ内に、index.htmlが無い場合にインデックスリストを表示させないようにしたいのですが? (General)
Webページにアクセスするとき、パス部分でファイル名を指定せずに ディレクトリ名だけでアクセスしたとき、index.html があればそれを読みますが、 ない場合、ディレクトリの中身が見えてしまいます。 これを抑制するには二通りの方法があります。まず簡単な方から説明します。

インデックスリストを表示させたくないディレクトリの中に、 以下の内容の .htaccess という名前のファイルを置きます。

IndexIgnore *
このファイルを置いた直後のアクセスから効果が現れます。 有効範囲は、ファイルを置いたディレクトリ以下全体です。
例えば RaQ の場合では /home/sites/domain.com/web の中に置けば、 domain.com ドメインの Web 全体に反映されます。 /home/sites/domain.com/users/foo/web の中に置くと、そのドメインの ユーザーディレクトリー(domain.com/~foo/)以下で有効になります。
.htaccess ファイルは普通の Web page を FTP などで転送するのと 同様の方法で置いてください。(ファイル名先頭の「. (ドット)」を 忘れずに。操作方法が分かりにくい場合はユーザ会 FAQ の 「ドットで始まる名前のファイル」についての項をご覧下さい。)
17 Aug. 2000 吉野さんからの情報 (Sep. 2002 吉野さんから再び update)

もう一つの方法は少々難しい作業になります。つまり /etc/httpd/conf/access.conf ファイルの記述を変更します。
但しこの作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
Qube 2700 の場合だとこのファイルの 23 行目辺りにある <Directory /home/httpd/html> 以下、 RaQ の場合だと同じく <Directory /home/sites/> 以下にある、

Options Indexes SymLinksIfOwnerMatch
の記述を、
Options SymLinksIfOwnerMatch
に変更します。 その後 httpd を再起動してやれば、それ以降はインデックス表示をしなくなるはずです。 httpd の再起動方法が判らない場合は Cobalt を再起動すればいいでしょう。
8 Feb. 1999

http://domain.com/.cobalt/ でアクセス出来る管理ページの Index 表示も行わないようにしたい場合は、 同様に /etc/admserv/conf/access.conf の内容を変更します。
Qube 2700の場合だと、このファイルの <Directory /home/admserv/html> 以下、 RaQ の場合だと同じく <Directory /usr/admserv/html> 以下にある、

Options Indexes SymLinksIfOwnerMatch
の記述を、
Options SymLinksIfOwnerMatch
に変更します。
9 Feb. 1999 渋谷、宇田川さんからの情報

このようにしてインデックス表示を抑制されたサイトで、やっぱりやりたい、 という方は、最初の例と同様に .htaccess ファイルを用い、但しファイルの 内容を以下のようにします。

Options +Indexes
これで、サーバー全体で表示させないようにしてしまったとしても その.htaccessを置いたディレクトリー以下に関してはインデックスリストが 表示されるようになります。
17 Aug. 2000 吉野さんからの情報

Q: CGIで REMOTE_HOST 環境変数に値が入らない (General)
httpd の設定ファイルを修正することで対応できます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
具体的には /etc/httpd/conf/httpd.conf の行の HostnameLookups 設定を on にします。 (デフォルトでは off になっていると思います) つまり
HostnameLookups on
のようにします。on の代わりに double でも同じ効果が得られますが、 double にする場合はどのような意味があるかを良く確認しすることを お勧めします。

1 Aug. 2000 山田さんからの情報

Linux/プログラミング

Q: CobaltはLinux/RedHatだそうですが、そのバージョンは? (General)
Cobaltは内部的には非常に素直な Linux/RedHat OS です。
RedHat ディストリビューションのベースバージョンは以下の通りです。
Qube2700  RedHat 4.2(glibc 対応版)
RaQ       RedHat 5.x(パッケージのバージョンより多分 5.1 ではないかと)
SRPMS あたりを利用する場合は RedHat 5.x 用のものを使えば比較的すんなり使える と思います。(Cobalt パッチには注意してね)
渋谷さんからの情報です。
14 April. 1999

Qube2やRaQ3 など後の機種は徐々にまたバージョンがあがっています。
28 Aug. 2001 追記

Q: Cobaltで使えるコマンドはどのようなものでしょうか? (General)
Cobaltは内部的には非常に素直な Linux/RedHat OS で、 コマンドも恐らく普通に使えるものが初めから揃っています。
以下に Qube2700WGJ の /bin /usr/bin /sbin /usr/sbin /usr/local/bin に 含まれるコマンド群の一覧を付けておきます。
a2p               addr              addr2line         addtosmbpass
aecho             afpd              agrep             ahttpd
ar                arch              arp               as
atalkd            awk               badblocks         basename
bash              bashbug           bison             bootpc
buildcast         c++               c++filt           c2ph
cal               captoinfo         cast              cat
cc                cfdisk            chattr            chfn
chgrp             chkdupexe         chmod             chown
chroot            chsh              cksum             clear
clock             cmp               col               colcrt
colrm             column            comm              cp
cpio              create-cracklib-dict crond             crontab
csplit            ctrlaltdel        cut               cytune
date              dd                ddate             debugfs
df                dhcpcd            dhcpd             diff
diff3             dig               dir               dircolors
dirname           dmesg             dnsdomainname     dnsquery
doexec            domainname        du                dumpe2fs
e2fsck            echo              edquota           egrep
env               etc2ps            ex                expand
exportfs          expr              false             fdformat
fdisk             fgrep             file              find
find-provides     find-requires     find2perl         finger
fmt               fold              formail           free
fsck              fsck.ext2         fsck.minix        ftp
ftpcount          ftpshut           ftpwho            fuser
g++               gasp              gawk              gcc
gencat            genclass          gendiff           getconf
getopt            getstats          getty             getzones
glibcbug          glimpse           glimpseindex      glimpseserver
gmake             gperf             grep              groups
gunzip            gzexe             gzip              h2ph
h2xs              halt              hdparm            head
hexdump           host              hostid            hostname
hoststat          hqx2bin           httpd             hwclock
id                ifconfig          ifdown            ifup
igawk             imapd             in.fingerd        in.ftpd
in.qpopper        in.telnetd        inetd             info
infocmp           init              install           install-info
ipcrm             ipcs              ipop2d            ipop3d
join              kbdrate           kill              killall
killall5          klogd             last              lastb
lcdsleep          lcdstart          ld                ldconfig
ldd               less              lesskey           link
ln                locale            localedef         locate
lockfile          logger            login             logname
logrotate         look              ls                lsattr
m4                macbinary         mail              mailq
mailstat          mailstats         make              make_printerdef
make_smbcodepage  makedb            makeinfo          makemap
mcookie           md5sum            megatron          mesg
mipsel-linux-gcc  mkdict            mkdir             mke2fs
mkfifo            mkfs              mkfs.ext2         mkfs.minix
mklost+found      mknod             mksmbpasswd.sh    mkswap
mktemp            more              mount             mv
named             named-xfer        named.reload      named.restart
namei             nbplkup           nbprgstr          nbpunrgstr
ndc               netconfig         netreport         netstat
newaliases        newgrp            nice              nisdomainname
nl                nm                nmbd              nmblookup
nohup             nonet             nslookup          objcopy
objdump           od                packer            pam_filter
pap               papd              papstatus         passwd
paste             patch             pathchk           perl
perl5.003         perldoc           pftp              pidof
ping              pl2pm             pmap_dump         pmap_set
pod2html          pod2latex         pod2man           popauth
portmap           pr                praliases         printenv
printf            procmail          protoize          ps
psa               psf               psorder           pstree
pstruct           psupdate          purgestat         pwd
pwdb_chkpwd       quota             quotacheck        quotaoff
quotaon           quotastats        ramsize           ranlib
rarp              readbutton        readprofile       reboot
renice            repquota          reset             rev
rm                rmail             rmdir             rmt
rootflags         route             rpc.mountd        rpc.nfsd
rpcgen            rpcinfo           rpm               rpm2cpio
run-parts         runlevel          s2p               safe_finger
samba             script            sdiff             sed
sendmail          sessreg           setfdprm          setsid
setterm           sfdisk            sh                showmount
shutdown          single2bin        size              skill
sleep             sln               smbadduser        smbclient
smbd              smbpasswd         smbprint          smbrun
smbstatus         smbtar            smrsh             snice
sort              sperl5.003        split             stoplcd
strace            strings           strip             stty
su                suidperl          sulogin           sum
swapdev           swapoff           swapon            swritelcd
sync              syslogd           tac               tail
tar               tbuild            tcpd              tcpdchk
tcpdmatch         tee               telinit           telnet
test              testparm          testprns          texi2dvi
texindex          tic               time              tload
tmpwatch          toe               top               touch
toupper           tput              tr                true
try-from          tset              tsort             tty
tune2fs           tzselect          ul                umount
uname             unbin             uncast            unexpand
unhex             uniq              unprotoize        unsingle
update            updatedb          uptime            usernetctl
users             usleep            utmpdump          uugetty
vdir              vi                vidmode           view
vim               vipw              vmstat            w
wall              warnquota         watch             wc
wgconvert         whereis           which             who
whoami            write             writelcd          writeled
wsmbconf          xargs             xferstats         yes
ypdomainname      zcat              zcmp              zdiff
zdump             zforce            zgrep             zic
zless             zmore             znew
これで足りない場合は gcc もありますから、普通にコンパイルすれば良い でしょう。
gccのバージョンは Qube2700WG の場合で 2.7.2 がインストールされていました。
14 April. 1999

Q: 作成したソフトをパッケージ化できますか? (General)
Cobalt で動作する何かを作成したら、是非それはメンテナンスメニューから インストールするできるパッケージ形式で公開しましょう。

パッケージ作成は全て Unix 的な方法での対応になりますが、 Cobalt 社の FAQ ページに具体的な方法がまとめられています。
http://www.cobaltnet.com/support/faqs/createpackage.htmlです。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
6 May 1999

Q: カーネルソースはありますか? (General)
Cobalt の ftp サイト、例えばftp://ftp.cobaltnet.com/pub/products/2700wg/SRPMS/kernel-2.0.33-C13.src.rpmなどにあります。
カーネルのバージョンを上げる場合は、カーネルバージョンアップのページに手順などを参考にしてください。
2 Sep. 1998

Q: NetBoot できますか? (General)
可能です。
Netbootの方法 をまとめておきましたのでご覧下さい。
27 June 1999

Q: Diskless にできますか? (General)
可能です。
Disklessの方法 をまとめておきましたのでご覧下さい。
21 July 1999

Q: Flash memory からbootできますか? (General)
可能です。
Flash memory boot による Diskless Cobaltを作る方法 をまとめておきましたのでご覧下さい。
31 Dec 1999

Q: LCD/LED をコントロールできますか? (General)
可能です。
Cobalt の液晶パネル、発光ダイオードについて をまとめておきましたのでご覧下さい
29 July 1998

Q: プログラムをコンパイルすると dbm_open, dbm_fetch などが無いと言われます。 (General)
C言語でCGIのプログラムを書いてますが、 プログラムでDBMで作ったデータベースにアクセスするため、
#include <dbm.h>
をして、dbm_open, dbm_close, dbm_firstkey, dbm_nextkey, dbm_fetch などの関数を使用しています。
ところが、標準で入ってくるgccでコンパイルしようとすると、
/tmp/cca048431.o: In function `関数名':
new.c(.text+0x9ac): undefined reference to `dbm_open'
new.c(.text+0xa10): undefined reference to `dbm_firstkey'
new.c(.text+0xa60): undefined reference to `dbm_nextkey'
new.c(.text+0xaac): undefined reference to `dbm_close'
/tmp/cca048431.o: In function `関数名':
new.c(.text+0xb2c): undefined reference to `dbm_open'
new.c(.text+0xbec): undefined reference to `dbm_fetch'
new.c(.text+0xcb0): undefined reference to `dbm_close'
といわれてしまいます。
SunOS(solarisではなくて)の方では動いていたのですが、 Cobaltにもってくるとどうもうまくいきません。

回答:
Berkeley DBに入っているndbm互換関数を使いましょう。 リンク時のエラーなら、-ldbをつければ解決します。
鎌田さんからの情報です。
20 Jan. 1999

Q: ドライバなどを移植・開発したいのですが (General)
ドライバに限った話ではないですが、開発についての解説が /usr/src/linux/Documentation/Cobalt 以下にあります。参考になるでしょう。
このディレクトリはカーネルソースに含まれています。 まずはカーネルソースを ftp.cobaltnet.com から取得してください。

畑山さんからの情報です。
04 Sep. 1999

Q: Java VM や Java Servlet を使いたいのですが? (General)
幾つかのソフトウェアが使えるでしょう。 まず June 4, 2001 に Sun/Cobalt Developer Kit 1.3 For Java が Sun/Cobalt からリリースされました。 これは JSP (Java Server Pages) と Java Servlet、それに J2SE (Java 2 Standard Edition) 開発キットを含んでいます。 http://www.cobalt.com/java/ に情報があります。
但しこれは x86 互換チップを積んだ RaQ3、Qube3 以降のモデル向けです。

この Sun/Cobalt Developer Kit 1.3 for Java では、サーブレットエンジンに Tomcat 3.2.1 を使用していますが、Resin の方が好きでインストールした方もいらっしゃいます。
Cobalt で動くソフトウェア をご覧下さい。
29 Jun. 2001 大塚さんからの情報です。

Q: Perl を実行すると warning: Setting locale failed というエラーが出ますが何ですか? (General)
telnet login してPerl を実行すると下記エラーが表示される場合があります。
perl: warning: Setting locale failed.
perl: warning: Please check that your locale settings:
        LANGUAGE = "ja_JP.SJIS",
        LC_ALL = "ja_JP",
        LANG = "ja_JP"
    are supported and installed on your system.
perl: warning: Falling back to the standard locale ("C").
言語環境の設定が一致していないだけで、特に動作に問題はでないでしょう。
メイリングリストでの過去記事 [coba-q:8138] [coba-d:3414] や、Web検索エンジン、Perlの本などの言語環境の設定についての 記述をさがすとメッセージの意味が分かると思います。
28 Aug. 2001 伊藤さん、大塚さんからの情報です。

Q: sendmail の場所はどこですか? (General)
/usr/sbin/sendmail です。少なくとも2002.4 現在までに出た機種 Qube2700 から Qube3/RaQ4/XTR まですべてで変わっていません。
/usr/lib/sendmail というパス名で CGI プログラムなどが正しく動作している 場合もあると思いますが、それは /usr/sbin/sendmail に対する シンボリックリンク(この用語の意味がわからない人は気にしないでください) が作られているからです。
本来的には /usr/sbin/sendmail を使うように CGI プログラムを修正するのが いいでしょうね。
Apr. 2002 柴田、小田、折出、武田さんほか多くの方からの情報。


This page is administrated by
Cobalt Users Group. (usersgroup@cobaltqube.org)
All rights are reserved.
[BACK]